手作り弁当とBボーイ高校生の嘘

手作り弁当とBボーイ高校生の嘘

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あれは僕がまだ高校生だった時のこと。

その頃の僕は、R&BやヒップホップなどのいわゆるBlack musicにハマっており、ネリーやNas、アッシャー、JOEなどが大好きで、外見もどちらかと言うとB系寄りでした。

頭はスキンヘッドに近い(五厘って言うんですかね?)バリカンに付いている髪の長さを調整するプラスチックのカチカチなるやつを外して使用し、

「これ以上短くは切れないぜっ、Yo!チェケラ!!」

みたいなノリで、ダボダボの制服に腰パン、靴はティンバーランドをはいてチェケチェケしていました。

 

そんな僕が通っていた高校では、お昼ごはんは家から弁当を持ってくる「弁当持参派」か、もしくは校内に売りに来た弁当を買う「弁当購入派」のどちらかで、僕はだいたいいつも弁当持参派でしたが、一緒にお昼を共にする仲間達はほとんどが弁当購入派。

僕はみんなが弁当を買って戻ってくるのをいつも教室でチルして待っていました。

 




 

僕が弁当持参派だと聞くとおそらくほとんどの人は家の人に弁当を作ってもらっていたんだなと思われるかもしれませんが、当時の僕の趣味は今と同じ「お料理」ww

外見で粋がっているのでお料理が趣味だという事実はひた隠しにして、しかもこの結構なクオリティのお弁当を毎日早起きして作っているだなんて言えるはずもありませんでした。

 

そんなある日、いつものように弁当を買って教室に戻ってきた友人達がガヤガヤ教室に入ってきて、僕の隣に座った友人Jが、ついに僕に禁断の質問をしてきました。

 

「お前の弁当いつも旨そうだな!誰が作ってるば~?」

 

おいJ!それは聞くなよマダファッカッ!!

 

答えに困った僕の口から出た言葉は、

 

「姉ちゃんだよ!」

 

でした。

 

そしたら友人Jは、

 

「お前の姉ちゃんいいなー!お前の姉ちゃんと結婚したい!!」

 

って言ってました。

 

「いや、俺が作ってんだけどな。このお弁当。。」

みたいな。

 

まぁ、本当の事はとくにバレる事なくその話は流れて終わったのですが、なんだか複雑な気持ちになりましたね。

高校生の頃っていうと、中学生ほどではありませんが、まだ若干思春期を引っ張っているところがあるというか、恥ずかしがり屋でどこか強がりなんですよ。

別に料理が趣味でも弁当を自分で作っていたりしていても、弱いわけでも恥ずかしい事でもないのですが、

B系のファッションに身を包んでいるスキンヘッド野郎の趣味が家庭的すぎるそのギャップを自覚しており、当時の僕には恥ずかしくて言えずじまい。

 

そんな甘酸っぱい、僕の青春時代のお話でした。

おわり。

 

 

 

 

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