おいしい沖縄風天ぷらの作り方を、沖縄県民が解説する。

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おいしい沖縄風天ぷらの作り方を、沖縄県民が解説する。


沖縄の天ぷらは日本料理の天ぷらとは違い、どちらかというとB級グルメ的な立ち位置である。

沖縄県内にはあちこちにおいしい天ぷら屋があり、沖縄県民は小腹が空いたときなどにちょっと立ち寄って天ぷらをつまみ食いする。

もちろん、お昼ごはんや夕飯の一品、ビールのつまみとしても最高に旨い。

 

さて、この記事ではそんな沖縄風天ぷらの作り方を説明しようと思う。

 

この記事にある内容は次の通り。

 

目次
1. 沖縄風天ぷらとは。
2. 沖縄風天ぷらの基本的な作り方
3. 沖縄風さかな天ぷらの材料と作り方
4. 沖縄風もずく天ぷらの材料と作り方

 

興味があれば、一度楽しんでみてほしい。

 

沖縄風天ぷらとは。


さて、沖縄に訪れた事がある方は知っていると思うが、沖縄には天ぷら屋が多い。

 

沖縄県民は、ごはんの時以外にもおやつ感覚で天ぷらを食べる珍しい県民なのだ。

 

沖縄のおばぁちゃん達は沖縄天ぷらを作るのがとても上手で、昔からある老舗の天ぷら屋さんや、最近では沖縄県南部にある橋続きの島、奥武島(おうじま)の天ぷら屋さんなどは観光客にもとても人気だ。

とくに「大城てんぷら店」はいつも行列で、地元の僕達が買えないからやめてもらいたい笑

 

さて、そんな大人気の沖縄の天ぷらだが、いわゆる伝統的な日本料理の天ぷらとは全く別のものだ。

衣がボテッと厚めだし、しっかりと塩味がついているし、もちろん花を咲かせるような洒落た事もしない。

卵を多めに使う事から、天ぷらというよりはどちらかというとフリットに近いような気がするが、これが僕たち沖縄県民のソウルフード「沖縄天ぷら」だ。

 

そして、沖縄風天ぷらによく使われるネタはというと、ぶっちゃけ、沖縄にあるものならだいたいなんでもありだ。想像しておいしそうなら何でも衣にくぐらせて揚げてしまう。

これといった決まりはないのだ。

 

ただ、人気が高いネタというのはある。

例えば、

  • イカ天
  • さかな天(白身でも赤身でも)
  • 野菜天(人参と玉ネギを千切りにしてミックスしたものなど)
  • さつま芋
  • もずく
  • 島らっきょう
  • モロッコインゲンと魚肉ソーセージの組み合わせ

 

などなど。ほかにも、ブロッコリーやカボチャもおいしいし、サーターアンダギーも和訳すると「砂糖天ぷら」となり、天ぷら屋さんで買う事ができる。

 

※サーターアンダギーのレシピはこちら→サーターアンダギーの作り方を沖縄県民が解説する

 

さて、そんな魅力的な沖縄風天ぷらだが、実際に作って食べてみたくなった方は以下を参照してお試しどうぞ。

 

沖縄風天ぷらの基本的な作り方


沖縄風天ぷらの特長は衣にある。厚く、卵を多めに使い、味付けがされている。

もちろん揚げたてが一番旨いが、多少冷めてもおいしく食べられる。

作り方の手順としては、

 

  1. ネタの下処理(洗ったりむいたり切ったり)をする。
  2. サラダ油を熱する。
  3. ボウルに卵を溶き、分量の水を注ぐ。
  4. 塩、だしの素を入れ、混ぜ合わせる。
  5. 薄力粉を入れ、あまり練らない程度に混ぜる。
  6. ネタをくぐらせ、揚げる。

 

個人によって多少の違いはあるかもしれないが、一般的には上記のような感じだ。

 

沖縄の天ぷらは衣にグルテンができる事をあまり気にしない。卵が多めだから衣が厚くなっても固くはならないのだ。気楽に快適にやればいい。

 

では、沖縄で人気の「さかなの天ぷら」と「もずくの天ぷら」の作り方を、以下で紹介しよう。

 

沖縄風さかな天ぷらの材量と作り方(2人分)


沖縄では本マグロ、キハダ、メバチ、ビンチョウと、日本で穫れるマグロ4種類全てが水揚げされ、マグロの漁獲量が全国3位という事は意外と知られていないだろう。

沖縄の全漁獲量の50%以上がマグロで、沖縄県民にとってマグロはとても身近な存在だ。

 

さて、沖縄でさかな天ぷらと言えばマグロを使う事が多い。

刺身には適さない筋の多い部分を加熱して食べようという事なのだろうが、これがまた理にかなった食べ方なのだ。

 

そもそも筋というのは、生では固い“コラーゲン”と呼ばれるたんぱく質の一種で、加熱するととろけるような柔らかさに変身する。

 

カリッふわっとした食感で、程よい塩味の衣と、適度に熱を入れたほどけるようなマグロ。

あちこーこー(あつあつ)さかな天ぷらはビールのつまみにも最適だ。

お刺身では食べられない筋の多いマグロが手に入ったら、1度沖縄風天ぷらを作ってみたらいい。

 

材料

  • マグロ・・・250g
  • 薄力粉・・・100g
  • 冷水・・・100cc
  • 卵Mサイズ・・・1個
  • 塩・・・小さじ1
  • だしの素・・・小さじ1/2

 

作り方

  1. 揚げ油を180℃に温める。
  2. マグロ(250g)は2.5cm角、長さ10cmほどの棒状に切る。
  3. ボウルに卵(1個)を割りほぐし、塩(小さじ1)とだしの素(小さじ1/2)、冷水(100cc)を入れ、よく混ぜる
  4. 薄力粉(100g)を加え、あまり練らない程度に溶く。
  5. 先ほど切ったマグロを衣にくぐらせ、こんがりと揚げる。
  6. 揚げたてをそのままでも旨いが、昆布塩などのお好みの塩を添えるか、もしくはウスターソースをかけても旨い。

 

程よい塩気でさっくりと旨い沖縄風さかな天ぷらを、よく冷えたビールと一緒にどうぞ。

 

 

沖縄風もずく天ぷらの材量と作り方(約12個分)


沖縄ではもずくを天ぷらにする。

ほどよい塩気のもずく天ぷらを海辺で頬張り冷たいビールで流すのは、もう、幸せでしかない。(またビールだが、沖縄天ぷらにはオリオンビールが必用だ笑)

 

沖縄のもずくは本土のもずくより太めだが、まぁ、種類が違ってもおいしく作れるでしょう。

 

ちなみに、もずく天ぷらの衣は、上記のさかな天ぷらの衣とは違い、卵の割合を減らしている。

サクッとした食感を強調したいからだ。

だけど別にさかな天ぷらと同じでも構わない。

さかな天ぷらともずく天ぷらの両方を作る場合には、どちらかの衣を参考にし、マグロを揚げたあとの残りの衣にもずくを入れ、揚げていけば良い。

 

材料

  • もずく・・・200g
  • 玉ねぎ・・・100g
  • にんじん・・・50g
  • 薄力粉・・・100g
  • 溶き卵・・・Mサイズの卵1/4個分
  • 塩・・・小さじ1/2
  • だしの素・・・小さじ1/2
  • 冷水・・・150cc
  • 揚げ油(サラダ油)・・・1ℓ

作りかた

  1. 揚げ油が入った天ぷら鍋を火にかけて温め始め、温度が170℃まで上がったら火を弱めて温度を保つ。
  2. ボウルを2つ用意する。
  3. もずく(200g)は適当に短く切ってザルに入れ、流水で洗って水をよくきる。
  4. 玉ねぎ(100g)はスライスし、にんじん(50g)は3cmほどの長さの細切りにする。
  5. 1つめのボウルに、薄力粉(100g)を計っておく。
  6. 2つめのボウルに、冷水(150cc)と溶き卵(Mサイズ1/4個分)、塩(小さじ1/2)、だしの素(小さじ/2)を入れ、よく混ぜる。
  7. 冷水が入ったボウルに下準備したもずく、玉ねぎ、にんじんを入れ、混ぜ合わせる。
  8. 冷水と具が入ったボウルに薄力粉を加え、軽く混ぜ合わせる。
  9. 揚げ油に衣を1滴落としてみて温度を確認する。(衣が鍋底についた瞬間に上がってきたら適温。)
  10. 大きめのスプーンかおたまですくって、3~4個ずつこんがりと揚げる。(4分ほど)
  11. 揚げ上がったもずくの天ぷらは、網付きのバットか魚焼きグリルに上げ、油をきって完成。

皿に盛り、あちこーこー(あつあつ)のうちに頂く。

 

 

以上、沖縄風天ぷらの作り方でした。

 

※その他の沖縄料理のレシピ

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